前十字靭帯が断裂したよ!
ブラジルで。
半月板も損傷。
と、言う事でブラジルでの本気で闘うカポエイラ日記から、膝の手術とリハビリで闘う日記に移行します。
怪我の原因はブラジルでの本気で闘うカポエイラの時に俺が相手の力量見誤って対応間違えたって感じです。
この動画は情けないけど戒めのために公開します。(膝が変な方向に曲がるので苦手な人は見ないで!)
カポエイラは段位が上がると完全に格闘技になるのです。
しかもブラジルで、自分は外人で高段位で、と言う事で知らない奴からの当たりは相当厳しいのですね。
まあ、なので日本で普通に趣味でカポエイラしてる限りここまでの闘いはないです。
安心して下さい。
このレベルに来たい人は歓迎します。
カポエィラ・テンポでは青帯以上です。
俺が喰らった技はカニバサミの逆向きバージョンですね。
チゾウラ・ジ・フレンチと言います。
自分が生徒にこの技を教える時は、相手の膝に負担をかけないでやるようにしつこく教えるのですが…。
左膝が思いっきり捻れて、ブチッて音が聞こえた。
これはもうダメだなーと。
で、MRIを現地で撮ったらやっぱりダメだった。
そこらへんの話はその時のブラジル日記を読んで下さい。
Facebookで前十字靭帯断裂報告したら、みんなから良い病院情報が次々と。
ありがたかった。
そして意外と膝兄弟が多い事を知る。
みんな乗り越えてガンガンスポーツやっている!
心強いなあ。
そんな中、自身も柔道家で、クロストレーニングを提唱して自分と正太郎さんを講師に呼んで頂いた、後楽園で整形外科をやっているこやまクリニックの小山院長から連絡。
紹介状書くのでうちに来て下さいと。
プロがいたんだったー!俺の人脈に。
と、言う事で帰国翌日に早速行く。
診察。
もともとある程度痛めていたのを筋肉でカバーしてたのかな、だから断裂したとは思えないぐらい膝の動きが安定してると。
これは嬉しいのか??
でも筋肉貯金があれば手術後の筋力の回復も早いのかな?
小山先生は講道館クリニックにもいたので、柔道家の受傷例も和多く見ている。
学生の場合、時間がないので卒業するまではサポーターとテーピングと筋肉でカバーして前十字靭帯切れたまま柔道続けることが多いらしい。
すげえ…。
俺はもちろん、即手術一択です!
11ヶ月後にまたブラジル行ってリベンジするので。
あと、向こうで帯を取る。
と、言う事でお薦めして頂いた前十字靭帯再建手術が得意でうちから電車で一本の、飯田橋の東京逓信病院に紹介状を書いてもらう。
本当にありがとうございました!
(後で逓信病院で良かったと思い知る)
早速逓信病院に電話をしたら、以前こちらにかかったことありますよねと言われた。
あー、24年前ぐらいに血尿が出て当時郵政省のおじさんに連れられてこの病院に来たわ。
(郵政省は逓信病院とつながりがある。ちなみに外務省は虎ノ門病院)
そんな昔のデータも残ってるのねってまあ当たり前か。
そして翌日金曜、予約取れたので速攻で行く。
診てくれたのは平岡久忠先生。
前十字靭帯関連でネットにも情報が出てた。
て言うかこの病院は日本で最初に関節鏡手術をした所。
テンション上がるね。まさか高校生の時に来てた病院が。
ブラジルから持ち帰ったMRI画像のCD-Rのコピーに時間がかかったのかかなり待たされたけど診察はスムーズに終わり、話も速攻でつく。
来週木曜手術できますよと。
たまたま空いてた。
俺が望んでた年内手術!
年末年始を病棟で過ごすのが確定しました。
(後でほんとに良かったと思い知る)
ブラジルで膝経験者のウーゴに散々言われた、半月板は削るんじゃなくて縫合の方が後々良い情報。
今回どうするのかを聞く前に即答で半月板は縫合しますと。
良かった。
そしてダメ元で、同じく左脚のスネ、腓骨のプレート除去もできますかと聞いたら
あ〜、ついでにやりますよと。
かる〜く言われた。
俺にとってはでもこの先生の軽さが安心。
これぐらいの手術、余裕なんだろうなと感じた。
そのまま急ぎ足で採血、耳にキズつけて血が止まるかのテスト、検尿、心電図、レントゲン。
と入院前の検査。
採血こわい。
そして腓骨のプレートのメーカーを知りたいので、プレートを入れた病院にこの手紙持って行って下さいねと。
珍しいプレートだとネジ穴が特殊でドライバーを事前に取り寄せないといけないらしい。
(特殊だった。あぶねー)
火曜にまたそのプレート情報持って、それと入院説明など受けに行く。
ちなみに先生はカポエィラ知らなかった。動画は見せた。
ブラジリアン柔術とは違うの?と。
全然違うんです。
うちのアカデミーアの隣の部屋はカルペディエム新宿の道場だけどさ。
そして水曜、12月26日入院。
ブラジルから帰国1週間後。
家族と全然過ごせてねーわ。
息子2人は全然気にしてねーっぽいけど。
クリスマスプレゼントのゾイドワイルドに夢中。
いいけど。
俺のZ遺伝子は受け継がれた。
デスレックスもう値上がりしてるし。
入院までの1週間、夜はカポエィラの指導(俺は動かず)をして過ごす。
あとは忘年会があったり。
あと、中野のまにわ整骨院の間庭はりねずみハヌマン院長に「膝見せて下さいよ」と言われて行ったり。
筋肉が凄くて前十字靭帯断裂した人に特有の反応が全然出ないと。ナニこの人みたいに言われる。
弟子に前十字靭帯断裂の症状説明しようとしたけどこの脚じゃ参考にならないよとか言ってた。
そして超音波治療などしてくれた。
近いし通うかな。
正太郎さんの荏原町のアクロ整骨院にも行きたいんだけどうちからは遠いので断念…。
色々筋肉褒められたりするけど、何気に慎重な人なのでカポエィラは一切やらなかった。
走りもせず。
階段も下りるのは一段ずつ。
しかし身体を良く評価されるけど、うちの親にその要素は感じられない。
多分カポエィラを、身体の事気を付けながら頑張ってるおかげだけだと思うんだよな。
みんなカポエィラやろう。
嫁と二人でタクシーで向かう。
日本のタクシーは高いなあ。
受付の時、区役所で貰ってきた限度額証明書を見せたり。
高額医療費制度で後で金は返って来るけど、この証明書があればそもそも限度額以上は取られない。
取り急ぎ金なき人には助かる証明書です。
でも高額医療費制度って、月をまたぐとリセットされるんだよなー。
地獄。
病棟行ったらなんと明日まで大部屋が埋まってた。
1日3240円かかる簡易個室(6人部屋を4人部屋に改造。隣のベッドとの間にパーテーション。冷蔵庫はタダ。部屋に洗面台ある)なら1つ空いてると。
この部屋じゃなければ別の病棟になる。
それはめんどい。
どちらにせよ明日、手術当日に空いた大部屋に引っ越しなんてキツい。
突然入院ねじ込んだからなー…。
まあいいやとりあえずしばらくこの簡易個室に滞在しますと。
(この選択が大正解で結局最後までいる事に)
今日やる事は病棟の説明とか手術後の生活の練習とか。
入院2回目で知ってはいたけど食事の量少なすぎるー
(後日米だけ大盛りにしてもらえた)
手術前の左脚。
マーキングされる。
死体みたいな気持ちになる。
あ~、わかりやすい例だと戦車のラジコンと同じね。
これは調子に乗ってしまいそうだな。
と、思ったけど結構疲れたので調子に乗るのは止めておこうと思ったよ。
(後日地獄が訪れる)
左脚を伸ばしきった形でベッドから車椅子に移動とか、大変そうではあるけどまあSASUKEよりは楽だな。
あとリハビリ室で筋力測定と松葉杖練習。
筋力測定は怪我してる脚が怖かった。
ずっと無理しないでいたので。
片足ジャンプやれとか言って本気ですか!?
松葉杖は経験者なので余裕。
同室のあんちゃんはずっと鼻すすってる。
3240円払って耳地獄に来たんか。鼻地獄か。
整形外科病棟は患者同士楽しそうね。
俺は入れなそうだな。
夕方から食事禁止。
21時からは水も飲めず。
消灯は21:30。
斜め向かいは鼻水。
隣はイビキだった。
明日は朝6:00に照明がついて、手術は1発目の9:30から。
逃げようと思えば逃げれるよまだ。